シニアクラブ担当書記 工藤
20日木曜日、朝7時5分。寒風吹きすさぶ新宿工学院前。バスの出発は8時ですが、念のため早めに着いたら5分後に会員さん第一号がいらっしゃいました。
間もなくバスも到着し、おなかを空かした運転手さんがコンビニへ朝ご飯を買いに行っている間にも着々と皆さん集合。総勢30人の参加予定でしたが、ケータイを持っていない一人暮らしの会員さんが来ず、8時半まで待ちました。非常に心配しましたが、後ろ髪を引かれる思いでやむなく出発。何度も自宅へ電話し、ようやく繋がり無事を確認しました。
バスの運転手さんから「朝、添乗員さんと間違えたお詫び」とチョコパンをもらいました。
役員さんが準備してくれたおやつセット。大切に頂きました。
今回は、シニアクラブ恒例となりつつある新宿中央公園でのトイレ休憩は取りませんでした。なぜならトイレ付観光バスだからです。
絶景を眺めながら、最初に目指すは嬬恋村にある鬼押出し園。
1783年(天明3年)、浅間山の大噴火によって流れ出した溶岩が冷え固まって形成された地。溶岩流が、まるで鬼が暴れまわっているかのように見えた事が「鬼押出し」の由来です。噴火により1500人もの人々が亡くなりました。
その溶岩、厚さ30m、幅1~2km、長さは約5km。想像を絶します。輪をかけて当時は天明の大飢饉真っただ中。その時代を生きていた人々の過酷さは計り知れません。
そんな250年ほど前の時代を想像しながら、ただただ光景に圧倒されました。
園をぐるりと一周する方、「前にも分会旅行で来たよ」と言って休憩する方、それぞれ自由に過ごしました。
お昼は浅間酒造観光センターで天ぷらうどんとおこわの満腹セット。乾杯用の梅酒がとても美味しかったです。
酒造所が経営するお土産屋さんだけあって、いろいろなお酒を試飲できました。
この日の行程はこれにて終了。一路、四万温泉のやまぐち館へ。
宿に到着し、温泉や宴会場の説明を受けました。この場所は、夜に名物女将が紙芝居をする会場です。
部屋は全室川沿いで掘りごたつがありました。皆さんお風呂に入ったり、缶ビールで下地を作ったり、相撲を見たりして夕餉を待ちました。
18時、宴会スタート。前もってバスで各自飲みたいものを聞いていたのでスムーズに乾杯です。
今回の仲居さんは、“研修中”の名札を付けた青年たち。会員さんから「追加で日本酒ふたつ、燗で」と言われ、「カンですか?カンとはなんですか?」という微笑ましいやり取りをしていました。
宴もたけなわ、繰り広げられる熱唱。
19時からの女将の紙芝居を覗きに行くと、加藤会長も来ていました。
最後は恒例の女性陣による合唱。今回は“青い山脈”でした。仲居さん達も手拍子を打ってくれていました。
二次会は部屋飲みです。小倉委員長、今回はエコーも付いたマイクまで準備してくれました。もはやここはカラオケボックス、苦情が来ないかハラハラしました。
10時にお開き。会員さん達と、暖かい布団で川の字になって眠りました。
翌日朝7時半、たっぷりの朝ごはんを頂きました。
お風呂に入った回数などを言い合っていました。
二日目も快晴なり。
最初の目的地は人気の道の駅、川場田園プラザ。
名物のひもかわうどんを細く切って食べようなどと話す会員さん達。
新鮮なお値打ち野菜やお土産が沢山ありました。
続いての観光地は、吹割の滝。
東洋のナイアガラと称される、高さ7メートル、幅30メートルの名勝です。滝つぼは竜宮に通じていると言われ、自然の力で作られたV字型の谷にごうごうと流れる滝は、怖くて美しくてずっと見ていたい景色です。
周りの渓谷も、とても大きくて面白い表情でした。
旅行最後の食事は、またしても天ぷらうどんとご飯。小鍋も付いて非常におなかがいっぱいになりました。
小倉委員長でさえ全部は食べ切れなかったのに、加藤会長は抹茶ソフトを食べていました。
満腹でバスに揺られ、日差しが煌めき、皆でうとうとしました。
高速に入り、最後のイベント、ビンゴ大会スタートです。
役員さんが準備してくれた景品を渡すのは小倉委員長の役目です。
前々回は小倉委員長がビリ、前回は堀江元委員長がビリ、今回のビリは誰かと思ったら私でした。
平日だったので道路が混むことも無く、17時前に終着地の新宿工学院前に到着。
たった一泊ですが、大自然の中で癒されすぎたため、東京の人の多さに心底びっくりしました。
皆さんと無事に帰ってくることが出来て良かったです。来年も、素敵な場所へ行きましょうね。




































































































































