【報告】2025年8月27日 第三次担い手3法学習会@支部事務所3F

賃金対策部長 伊藤勝伸

8月27日に町場群・野丁場群の合同群会議を開催し、前半は「第三次担い手3法学習会」を行ないました。

皆さんはこの法律をご存知でしょうか?現場の担い手確保と育成に向け、昨年6月に成立した国の対策です。

この担い手3法の中のひとつ、建設業法は、①対等な立場における公正な交渉と契約、②適正な労務費の支払い(著しく低い労務費での受発注の禁止)が新たに盛り込まれた内容となっています。

まだまだ周知が足らず交渉に至っていない組合員さんが多い中、交渉した組合員さんの70%が賃上げを勝ち取っています。この絶好のチャンスの時に交渉と賃上げを進めていくことが建設労働者の処遇改善に繋がると思っています。

後半はお弁当を食べながら交流会。

この法律の質疑も含め、それぞれの現場の状況や賃金、法定福利費の話で交流しました。「賃上げを要求して仕事がなくなるのが怖い」と話した仲間がいました。多くの人の迷いがここにあると思います。だからこそ全国で賃上げ交渉を進める必要があるのです。

今年の12月に労務費の基準となる「標準労務費」が発表される予定です。この金額が確実に担保されるためには、担い手3法の周知が課題となります。

賃金対策部は学習会や現場宣伝をはじめ、草の根の運動を通して周知を進めていきます。組合員の皆様もぜひ参加してください。

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