賃金対策部担当書記 工藤
渋谷区のさまざまな団体と、賃上げを求めて行動する春闘共闘会議。
その構成団体と一緒に新春旗開きを開催しました。
25渋谷春闘共闘旗開きチラシ完成版会場は、渋谷のど真ん中にある築年数不明の勤労福祉会館です。エレベーターがないのでケータリングの食事もビールの樽も音響設備も2階までみんなで手運び。
エアコンをつけていないのに他の部屋の空調が流れてきているそうで、部屋がかなり暑かったです。真冬なのにずっと窓を開けていました。
渋谷区労連の田中さんがクラブDJみたいにノリの良い音楽を流す中、18時半、田辺事務局長による開会と主催者挨拶で旗開きスタート。
来賓として東京地評の屋代副議長にご挨拶を頂き、
日本生協連労組の柴原さんが乾杯。
食事をしながら各来賓のご挨拶が続きます。
日本共産党区議団、
新婦人渋谷支部、
代々木総合法律事務所、
渋谷民商、
広尾病院を守る会。
各団体が仲間の暮らしや仕事、権利を守るために活動しています。
続いて争議の訴え。長年にわたり闘われている争議です。
JAL不当解雇撤回争議団、
明治乳業争議団。
各組織の発言として、CU渋谷からは会社と闘う当事者の発言、
青年劇場の訴え。
余興はショーと抽選会。ミュージカルから生まれたユニットGerberarsの方々が「糸」や「レ・ミゼラブル」を美しく逞しく歌い、涙がばーっと出ました。
閉会挨拶&団結ガンバローの担当は、事務局会議を欠席していた私になっていました。
ビールを持って演壇に向かい、皆さんに見守られながら一気飲みしました。
以下、現地で慌てて作った原稿です。
「皆さんおつかれさまです。私は、戦後、建設職人たちが立ち上げた建設業の労働組合、東京土建渋谷支部で書記という仕事をしております、工藤と申します。
日頃から皆さんには、社会保障や消費税の問題、日本国憲法、平和を守る運動で大変お世話になっております。諸団体のみなさんが、宣伝や会議で発言されている内容は、私たち建設業の仲間にとって、とても勉強に、力になっています。
普段、書記は裏方なので、閉会の挨拶や、ましてや「団結ガンバロー」は、人生43年間で今回が初めてです。緊張するので開宴からずっと飲んでいました。
私は、東京土建渋谷支部でディーセントワーク推進委員会という部署を担当しています。加えて今年から賃金対策部の担当になり、渋谷区の公共事業の最低賃金を決める公契約条例の審議委員メンバーにもなりました。公契約運動は、UAゼンセンなど、連合傘下の労働組合も加わる、数少ない労働組合運動です。私も彼らも、自分の後ろにはたくさんの、声を上げられない仲間がいると思って渋谷区の会議で発言しています。
国民の給料が上がらなければ、建設職人の地位向上もありません。また、女性のジェンダーギャップの解消なくして、国民の賃上げはないと思います。
それではみなさん、ご起立ください。団結がんばろうのご準備をお願いします。
片手を腰に当ててください。私が「団結用意」と言ったら大きな声で、「よし!」と言ってください。
団結用意。
渋谷で先頭に立って労働者と共に闘う皆さん、渋谷区の仲間と、東京都の仲間と、全国の仲間と、万国の仲間と連帯し、25春闘で賃金引き上げを勝ち取るために、団結して、頑張ろう!」
25春闘が始まりました。