化学物質「MOCA(モカ)」による膀胱がん労災申請

化学物質「MOCA(モカ)」によって膀胱がんになった板橋支部の2人の仲間(防水・大工)が、昨年、労災申請を行いました。

建設業ではMOCAで初の申請です。

東京土建は、膀胱がんに罹患し、過去にMOCAを使用したことのある仲間に対し、労災申請をすすめていきます。本人・家族問わず組合に問い合わせください。

※今年12月22日には、過去(2年以上前)のMOCAによる膀胱がんの労災申請が時効になります。

①MOCAとは?

防水材、床材や全天候型舗装材などに利用されるウレタン樹脂の「硬化剤」で、従来から「特定化学物質障害予防規則」の「特定第2類物質」及び「特定管理物質」とされています。

②MOCAのばく露期間・潜伏期間と膀胱がんの発症リスク

・ばく露期間:少なくとも5年程度のばく露で膀胱がんを発症する可能性があると考えられます。

・潜伏期間:ばく露開始から10年以上経過した後に膀胱がんを発症する可能性が高いとされます。

一覧へ